胃カメラ

胃カメラについて

内視鏡食道、胃、十二指腸の粘膜の様子を直接観察するために、胃カメラによる上部内視鏡検査を行います。苦手意識を持つ方が多いのも事実ですが、機器の精度や検査手法、スコープの素材や大きさなどは、ひと昔前に比べ大幅に改善され、苦痛や不快感を減らした胃カメラ検査を受けていただくことが可能です。

内視鏡検査のベテランである当クリニックの医師が、丁寧かつ迅速な検査を行えるよう最大限配慮いたします。胃カメラは食道がんや胃がんをいち早く発見できる唯一の検査方法です。早期の段階であれば、日常生活やお仕事に影響を与えず完治させることも可能です。検査中に病変を発見した場合、その組織を採取して顕微鏡で詳しく調べる生検もできるので、確定診断が行えます。

胃カメラでわかる病気と症状

食道がんや胃がん以外にも、胃カメラによる検査で様々な病気を発見することができます。

萎縮性胃炎(慢性胃炎)、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、胃アニサキスなどのほか、機能性ディスペプシアという病気も実際に胃の粘膜を内視鏡で診ることで診断を確定できます。機能性ディスペプシアは胃が痛む、もたれる、吐き気がするなどの症状にも関わらず、具体的な炎症などの異常が認められない病気です。

また日本人に特に多い胃がんは、がん死因の上位を占めています。国立がん研究センターのがん死亡予測(2017年)によれば、がん部位別死因で男性では1位の肺がんに次ぐ2位。女性でも大腸がん、肺がん、膵臓がんに続くかたちで4位となっており、男女合計で5万人近い方が亡くなっているとされています。

加えて、がんはステージが進むと身体に大きな負担となる大手術や副作用の強い抗がん剤治療など行い、治療もそれだけ困難になります。多額の費用もかかります。定期的な胃カメラ検査などは、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)に大きく寄与するでしょう。

当院の特徴

鎮静剤(麻酔)による苦痛の少ない胃カメラ

鎮静剤(麻酔)による苦痛の少ない胃カメラ当院では鎮痛剤なしの胃カメラ検査も行っておりますが、鎮静剤(麻酔)を点滴して眠ったような状態のうちに胃カメラ検査も行えます。

様々な病気の予防・早期発見のために、胃カメラはとても優れた検査手段ですが、体内の異変を高い精度で確認できる検査だからこそ、当院は痛みや不快感を抑え、気軽に受けられるような配慮をしていくことが大切だと考えます。鎮静剤(麻酔)を使用する胃カメラ検査は、患者様の苦痛を最小限に抑えることができ、患者様ご本人の同意があればご家族が立ち会うことも可能です。

大腸カメラとの同時検査が可能

大腸カメラとの同時検査が可能胃カメラ検査と大腸カメラは同じ日に受けると、それぞれの検査の際に必要な食事や内服の制限が1度で済むため、負担も軽くて効率的です。

当院は2つの検査を同日中に受けていただける体制を整えていますので、ご多忙な方や何度も検査を受けたくないという方にも、ご来院をおすすめしております。もちろん同日中に行うことで検査の精度が落ちたり、健康へ悪影響を及ぼすようなことはありませんので、ご安心ください。

 

 

 

長く研鑽を積んだ専門医による検査

長く研鑽を積んだ専門医による検査胃カメラによる検査は検査自体の正確さはもちろんですが、胃カメラに苦手意識を抱く患者様ができるだけリラックスして、検査を受けていただくことも大切です。不安感などが腸や胃の状態に影響した結果、観察に時間がかかってしまうケースもあります。

一方、少量の鎮静剤を用いる胃カメラ検査の場合は、ウトウトと眠っているような状態で受けることができます。鎮静剤の量は体格や年齢など患者様に細かく合わせて調整しております。

NBI(狭帯域光観察)の導入

NBI(狭帯域光観察)の導入通常の光では判別しにくい小さな病変も短時間で発見することができるNBI(狭帯域光観察)という検査を実施しております。

NBIは粘膜表層の毛細血管や粘膜の微細な模様を特殊な光を用いることで、強調して表示することができ、病変が良性か悪性(がん)かを瞬時に予測できます。組織を採取し、生検することで確定診断も行えます。

 

予約なしで検査可能

予約なしで検査可能鼻に麻酔を行い、5.6mmの細いカメラを鼻から挿入する経鼻内視鏡、のどに麻酔を行い、8.9mmのカメラを口から挿入する経口内視鏡のどちらの検査も、予約なしで行うことができます。

ただし、一晩食事を摂っていない状態であることが前提となります。午前診療の日(水曜、土曜)や直後に車を運転される場合は、別日に検査をさせていただきます(予約なしの場合は、お待たせする可能性もありますので、基本的には事前にお電話をいただくことをおすすめします)。

 

内視鏡検査の方法

当院での胃カメラ検査は患者様のご希望などに合わせ、3種類の方法をご用意しております。

3つの検査方法

1.咽頭麻酔のみで経口にて(口から)スコープを挿入
  • これまで鎮静剤(麻酔)なしで胃カメラ検査を受けられた経験があり、それほど大きな不快感や苦痛が伴わなかった方
  • 胃カメラ検査中、モニターでリアルタイムのカメラの映像を確認されたい方
  • 検査後に車や自転車などを運転する必要がある方
2.鼻腔麻酔のみで経鼻にて(鼻から)スコープを挿入
  • 嘔吐反射が強く、過去に口からのスコープの挿入で苦痛を伴った経験がある方
  • 胃カメラ検査中、モニターでリアルタイムのカメラの映像を確認されたい方
  • 検査後に車や自転車などを運転する必要がある方
3.鎮静剤(麻酔)を使用して経口、あるいは経鼻にてスコープを挿入
  • 胃カメラに不安や恐怖心がある方
  • 過去に受けた胃カメラで苦痛を感じた経験をお持ちの方

NBI併用でより高精度な検査が可能

NBI併用でより高精度な検査が可能活発に増殖を繰り返すがん細胞は、栄養を運んでくるための極細い血管を生成していくため、病巣に独特の不整形な模様ができるという特徴があります。そのため早期がんなどの発見には、消化器がんの栄養補給路となっている粘膜表層の毛細血管や微細な模様を見つける必要があります。

当クリニックで導入しているオリンパスの医療機器NBI(狭帯域光観察)は、通常の内視鏡にはなかった特殊な光を用いて、粘膜の表面に現れない血管などの病変をくっきり映し出すことができる高精度な画像診断技術です。

「NBI」は狭帯域光という2つの短い波長の光によって、消化器がんの栄養補給路も強調表示できるため、従来の検査方法以上に食道・胃・大腸などの早期がん診断や治療に貢献します。

胃カメラの流れ

胃の内視鏡検査について、検査前から検査後までの流れをご紹介いたします。

Step1 検査前日

前日の夕食は夜9時までに済ませ、飲料も夜9時以降は水、お茶、スポーツドリンクなど透明な飲料以外は口にしないようにしてください。夕食の内容も消化の悪いものは避けるようにしていただきます。また常用薬は基本的に服用していただきますが、種類によっては休薬が必要です。あらかじめいつも飲まれている薬について、ご相談ください。

Step2 検査当日の朝

水分は2時間前までを目安に飲むようにします。しかし、水、お茶、スポーツドリンクなど、透明な飲料以外の飲食は避けてください。また、常用薬も2時間前までの服用が必要です。

Step3 来院・受付

あるいは検査の当日は食事を摂らずに受診してください。鎮静剤を用いる検査をご希望の場合、検査後は車などの運転はできませんので、ご自分の運転でのご来院は避ける必要があります。実際に胃カメラ検査を行う前に、検査同意書をいただきます。

Step4 検査準備

しっかりと胃の中を観察するため、胃の中の泡を取り除くコップ半分程度の量の消泡剤を服用していただきます。鼻腔や咽頭に麻酔を施し、表面麻酔の十分な効果を確認できるまでお待ちいただきます。

Step5 検査

麻酔の効果が現れ始めたら、経鼻カメラや傾向カメラを挿入して検査を始めていきます。ベッドに横向きに寝る姿勢をとって、食道や胃、十二指腸まできめ細かな観察を行います。実際の検査自体の時間は5〜10分程度が普通ですが、がんを疑う病変や潰瘍が発見されれば、先端の鉗子口から専用の器具用いて組織を採取するといった処置もしていきます。

静脈麻酔を行い、より不快感や苦痛を低減させて検査を実施することも可能です。ウトウトと眠ったような状態で検査を行えます。その際、検査が終わった後も麻酔が覚めるまで2時間程度、当院で休んでいただきます。車など患者様ご自身の運転による帰宅はできません。

Step6 検査結果説明

検査結果の報告まで麻酔の効果が薄れる30分前後お待ちいただきます。検査時に撮影した画像などを診察室で見ながら、医師がわかりやすく丁寧にご説明いたします。

検査時に組織を採取した場合、病理結果が出るまで10~14日ほどの期間を要するため再度受診していただく必要があります。病変など異常が見当たらない場合は、次の検査の望ましい時期をお伝えしております。特に慢性胃炎がある方などには、定期的な検査で注意深く観察することをおすすめしております。

Step7 検査後の飲食

水分摂取は検査終了後30分を目安に、食事も60分後を目安に可能です。組織を採取した場合、検査日の翌日まで消化の悪い食べ物やアルコール類の摂取は避けてください。